シンガポールは古さと新しさが同居する街、料理も多種多様

シンガポールは、本島とほとんどが無人の63の小島から成ります。総面積682.7平方キロメートルのシンガポールは、世界で最小の国トップ20に入ります。シンガポールは、モナコの次、世界第2の人口密度の高い国です。人口密度は1平方キロメートルあたり6,430人です。
シンガポールは、ショッピングスポットでもあり民族情緒を感じさせる街でもあります。昼夜で街の景観が一変し、違った顔を見せるのも魅力的です。
シンガポールの文化の多様性は人々の食生活に大きく反映されています。シンガポールのいたるところにホーカーセンターという食べ物の露店街があり、中華料理、ペラナカン、マレー料理、インド料理というさまざまな料理をひとつのテーブルで食べることができます。ホーカーセンターは、食道楽の街シンガポールの真髄です。シンガポールの飲み物は、フルーツジュースやビールが美味しいです。タイガービールというシンガポール産のビール、ラッフルズ・ホテルのザ・ロング・バーから誕生した、シンガポールスリングというカクテルも名物です。

シンガポール発見の伝説を象徴するマーライオン

マーライオンは、1964年にシンガポール政府観光局のマークとしてデザインされました。ライオンの頭に魚の下半身を持つ姿は、世界に知られています。シンガポールは古代、ジャバ語で「海」を意味する「テマセック (Temasek)」として知られていました。11世紀にスリ・ウィジャヤ帝国のサン・ニラ・ウタマ王子が島を再発見し、その時見かけたライオンにちなんで、サンスクリット語で「ライオン(Singa)の都市(Pura)」を意味するSingapura(シンガプーラ)と名付けました。マーライオンの「魚の尾」はテマセックの古代都市を象徴します。
高さ8.6メートル、重さ70トンのマーライオンは、ワン・フラトンに隣接した公園内にあります。ワン・フラトンにはウォーターフロントのレストラン、ラウンジ、ダンスクラブなどがあります。このエリアには階段状の座席がある岬と、300人まで収容できる展望デッキ、さらに水上タクシーから降りる訪問者のためのボート着陸場があります。展望デッキからは高層ビルのスカイラインを背景にしたマーライオンの素晴らしい景観と、マリーナ・ベイの風景を楽しむことができます。


シンガポール旅行の注意点

・シンガポールで使われている通貨はシンガポールドルです。ほとんどの銀行でトラベラーズチェックの取り扱 い、外貨の両替を行いますが、トラベラーズチェックを換金するにはパスポートが必要です。多少手数料がか かる場合があります。USドル、オーストラリアドル、円、イギリスポンドも大手デパートなどで使えます。
・禁止薬物使用はシンガポールでは深刻な問題とされています。麻薬や向精神薬の違法取引は禁止されています。
・爆竹花火、ロケット花火、サンドクラッカーなどの危険な花火を隠していたり、所持していたり、発火したり した場合には、S$5,000以下の罰金、2年以内の懲役の一方もしくは両方に課せられます。
・賭け事はすべてシンガポールでは違法です。例外は、チャリティ抽選、トト、シンガポール・スウイープ宝く じ、シンガポール競馬場における馬券の購入だけです。
 公共の乗り物や建物では、喫煙が禁じられています。娯楽用の店舗でも、喫煙は制限されています。違反者に は、最高1,000シンガポールドルの罰金が課せられることがあります。
・公共の場で唾を吐くことも禁止されています。

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