ドバイのガイドブック

ドバイ(Dubai)は、アラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつです。また、ドバイ首長国の首都としてアラビア半島のペルシア湾の沿岸に位置するUAE第2の人口、総数120万を要する都市の名でもあります。ドバイは、中東地域のほぼ中央、ペルシア湾に面した平坦な砂漠の地にあり、面積はアラブ首長国連邦の構成7首長国中第2位にあたる約3,885平方キロメートル、埼玉県に匹敵する広さです。ドバイの2003年以降の発展は特に凄まじく、2005年度の経済成長率は16%に達します。ドバイは、摩天楼の連なる幻惑的な百万都市を擁する都市国家として中東でも随一の繁栄を誇っています。
イスラム教国でありながら、非イスラム教徒の外国人が多く住むドバイは、飲酒、服装、娯楽、食生活についての制約は少なく、イスラム教で不浄とされる豚肉の料理を出すレストランさえあります。飲酒についても、ドバイでは許可されたホテルやレストランがあり、警察署発行の許可証があれば酒類を市中で購入することもできます。また、外国人には、女性でもノースリーブに短パン、タンクトップなどといった軽装で町中を歩くことが許されています。ドバイは治安が良く、現地の人たちも比較的親切で、片言の英語でも会話やコミュニケーションには殆ど困らないです。

ドバイのホテルとワールドカップ

マディナ・ジュメイラの他、近くにはドバイのPR写真には必ず出てくる七つ星ホテルバージュ・アル・アラブや、ジュメイラ ビーチホテルがあります。アル・カスルのバルコニーやビーチから見るバージュ・アル・アラブは見応えがあり、背後のアラビア湾の青さと相まって非常に美しく、夜はまたライトアップされた別の顔が楽しめます。ジュメイラ・ビーチの人工島に建設された世界最高級の高層ホテルであるブルジュ・アル・アラブは、全室スイートルームです。25階には、まるで王宮のような豪華さロイヤル・スイート2部屋があります。ドバイの通貨はディルハムで、1AED=31円程度ですが、7ツ星ホテルブルジュ・アル・アラブで最も安いスイートルーム一泊は、1人AED5,000.00〜7,500.00で、およそ15〜25万円です。
ドバイは、人工衛星から見える唯一の人工島群であるパーム・アイランドやザ・ワールドなど、各種観光資源の開発に力を注いでいます。また、2007年に世界初の海中ホテルハイドロポリス、2008年末に世界一高いビルブルジュ・ドバイの完成を目指しています。1996年からは同地のナドアルシバ競馬場で競馬の国際GI・ドバイワールドカップが開催されています。また、世界最大のテーマパークであるドバイランドを建設中です。

ドバイへのアクセスとショッピング

ドバイ国際空港はエミレーツ航空の拠点であり、世界各国から多くの航空会社が乗り入れています。日本からドバイへのアクセス方法としては、エミレーツ航空が直行便を運行しています。以前は、関西国際空港からしか出ていなかったドバイへの直行便ですが、セントレア空港(中部国際空港)からも就航が開始されました。それぞれ1日1便直行便を運行しています。
ドバイで高級品を購入したい場合は、10ヶ所近くある巨大ショッピングモールへ行きます。ドバイの町を楽しみながら、安くて面白いものを見つけてみたい方は、デイラ地区にあるゴールドスーク、スパイススーク、テキスタイルスークに行きましょう。ここでは金、香辛料、ストール等が格安で購入できます。ドバイのお土産といえば、現地のお菓子に人気があります。アラブでは豊穣の象徴であるデーツが有名です。デーツとは、ナツメヤシの実で、中東や北アフリカで広く栽培されています。ドバイの気候にぴったりのフルーツで、鉄分、亜鉛、カリウム、食物繊維、ポリフェノールが含まれ、「神の与えた食物」「エデンの園の果実」と呼ばれています。





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